サッカー

リバプールが超現実主義な戦いで14年ぶりのCL制覇! トッテナムとの決勝レビューと来季について

6月 3, 2019

2018-19シーズンのチャンピオンズリーグ決勝が行われ、リバプールがトッテナムとの英国対決を2-0で制し、14年ぶり6度目のチャンピオンズリーグ制覇を達成しました。

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チャンピオンズリーグ決勝の感想

  • 30度を超す暑さ
  • 復帰したてのエース(フィルミーノ&ケイン)が万全でない
  • 決勝まで約2週間の期間

などの影響もあり、見どころが少ない決勝戦でした。両チーム劇的な形で決勝に進出したことで面白い試合になると期待してましたが・・・。

ただ、リバプールがリスクを冒さなかったことは十分理解できます。開始早々にPKで先制ゴールを奪い、あとは自慢の守備でゴールに蓋をすればよくなったことに加え、30度を超す暑さで後半ガス欠になることを恐れたためでしょう。

一方のトッテナムは指揮官のポチェッティーノ監督が采配を誤りました。リバプールのクロップ監督が負傷明けで万全ではないフィルミーノを早めに下げたことに対し、ポチェッティーノ監督はケインを最後まで引っ張ってしまいました。

ケインが世界でも有数なFWであることに間違いありませんが、負傷明けで怖さが全くなかったのは前半見ていれば分かります。そして、準決勝でハットトリックを達成したルーカス・モウラの投入が後半21分では遅すぎです。マンチェスター・シティ戦やアヤックス戦では効果的だったジョレンテ投入後のパワープレーも全く脅威にはなりませんでした。

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決勝戦のMVPは?

意外性0で恐縮ですが、ディフェスリーダーのファン・ダイク

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ファン・ダイク

間違いなく現在世界最高のセンターバック。バロンドールを獲得しても驚きはありません。長身を活かしたヘディング、相手のドリブル突破を冷静にクリアしたシーンなど、見ていて余裕しかありませんでした。

GKのアリソン含め、的確な補強を実行し続けるフロントのスカウティング力も驚愕ですね。

ここからはチャンピオンズリーグを制したリバプールの来季について考えていきます。

 

リバプールの来シーズンはどうなるか?

今のリバプールは間違いなくここ20年程で最強チームです。

GKアリソン&DFファン・ダイクの強固な守備、正確なクロスと豊富なスタミナを併せ持つトレント・アレクサンダー・アーノルドとロバートソンの両サイドバック、スタミナとミスの少ないプレーを見せるファビーニョ、ヘンダーソン、ミルナー、ワイナルドゥムや、後半フィットしたナビ・ケイタ、重傷から復活したチェンバレンなど中盤も豊富。前線にはサラー、フィルミーノ、マネの強力3トップに正確なキックが魅力のシャチリ、準決勝と決勝で重要なゴールを決めたオリギと、そうそうたるメンバーが揃ってます。

ただ、プレミアを連覇したマンチェスター・シティと比較した場合、色々足りない点も・・・。次にポジション別に見ていきましょう。

GK&DF

GKアリソンで問題なし。センターバックに関してはファン・ダイクの相棒が序盤はロブレン、後半はマティプで落ち着きました。サイドバックもできるジョー・ゴメスも控えているので、早急な補強は不要です。

サイドバックも当面は現レギュラーの二人(トレント・アレクサンダー・アーノルドとロバートソン)に任せて良いでしょう。まだ契約延長に至ってませんが、ミルナーというマルチプレイヤーの存在も頼もしい限り。

 

MF

中盤3枚も現レギュラーでやり繰りできますが、攻撃面で違いを生み出すプレイヤーがほしいところ。それが年明けのプレミアリーグでドローを繰り返したこと、マンチェスター・シティに連覇を許した要因です。

準決勝で2ゴールを決めたワイナルドゥムは波があり(決勝戦存在感なし)、ケイタは少し頼りなく、他は守備やプレスに秀でた選手という構成なので、攻撃力に秀でた選手がほしいところですね。

ここに昨季ギリギリで契約が流れたリヨンのフランス代表MFナビル・フェキルを加えたいところです。

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ドリブルやパスセンスに秀でるフェキルなら、リバプールの中盤に変化を加えられるのではないでしょうか。ボディバランスの良さもプレミア向き。前線でもプレーできそうなので、攻撃のバリエーションも増えることでしょう。リヨンの会長も退団を明言していることから注目せざるを得ませんね。

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FW

ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネ、モハメド・サラーの推進力は他チームが羨む武器です。

フィルミーノはポストプレー&前線からの守備で支えてました。ゴール数こそ多くありませんが、大事な場面でゴールを決める勝負強さなど変えの利かない選手。マネについては背番号10に変わってから貫禄を感じます。プレミアリーグではPKなしで得点王にも輝くなど飛躍のシーズンでした。

サラーについては少し評価が難しいです。プレミアリーグでは得点王に輝き、CL決勝でも先制のPKを決めるなど結果は残しましたが、プレーに幅がない&ボールロストが多く、奪われた後のダラダラした対応はダメ。昨年末に左マネ、右にシャチリ、トップ下フィルミーノ、1トップにサラーという布陣を組んでましたが、あれが最適なポジションではないでしょうか。ただ、スピードと時々見せるスーパープレーがあるので外すに外せない選手なんですよね。

シャチリは悪い選手ではありませんが、クロップ好みでないのか後半はベンチ生活になってました。かつてはレギュラーとして出ていたスタリッジ含めて残留するか微妙なところ。オリギは最後の救世主的にゴールを決めたので来季も残留しそうです。

前線の組み合わせはレギュラーの3トップをベースに、柔軟に変更してくるのがクロップ監督なので、今シーズンと同じ陣容で脅威の前線に変わりありません。

 

最後に

もし、チャンピオンズリーグも落としていたら今季のリバプールは最後の最後で2大タイトル(プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ)を逃したという不名誉がついて回り、選手たちの落胆も計り知れなかったことでしょう。クロップ監督だって『正直ホッとした』と言っているとおり、ハッピーエンディングで収まってこちらもホッとしました。

まずはゆっくり休んで、来季こそプレミアリーグ制覇に期待したいところです。

リバプールの選手、監督、コーチ人、フロントの方々、そして素晴らしいサポーターの方々、本当にチャンピオンズリーグ優勝おめでとうございます!!

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