【ミラン復活?】コロナの影響でサッカーがつまらなくなってたけど、ミランとイブラヒモビッチのお陰で観戦欲が復活した話

コロナの影響で世界は大きく変わった。

今までの当たり前が当たり前でなくなり、新しい生活様式が定番となっている。

日々の生活でマスク着用がデフォルトのスタイルになったし、テレビでは透明の板が映っていることに違和感を感じなくもなった。

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ハッキリしているのは、以前あった活気がないことだろう。

人が集まったり、バカみたいに盛上がる行為は避難対象になってしまう。

サッカーがつまらなくなった

私が好きなサッカー界も大きく変わった。

コロナの影響で日本も海外もリーグ戦は4、5ヶ月止まり、再開しても無観客や人数限定で開催されている。

サッカー界の変化

人がスタジアムに戻ってきても、声を出した観戦は禁止で、拍手や太鼓の音のみ。

静かな試合の様子は、まるでゴルフでも見ているような感覚にさせられる。

ゴールを決めた選手も派手に喜ぶことは少なく、腕タッチで接触を控える不自然な形だ。

ビッグネームの移籍、満員のスタジアム、耳が痛くなるブーイング、サポーターを盛り上げるプレーやアクション、ゴールを決めた選手をサポーターが何度も呼ぶ、劇的ゴールが決まった後のお祭り騒ぎ、タイトルを獲得した時のバカ騒ぎ……これらサッカーを盛り上げていた要素がなくなった(少なくなった)。

コロナがサッカーの熱を奪った

サッカーがつまらないと思うようになってしまった。

どのリーグも過密日程な分、楽しみが増えているはずだが、どの試合を見ても心踊るような気分になれず、まるでニュースを見るような温度なのだ。

コロナのせいと言ってしまえばそれまでだけど、目が離せない!という展開が激減してしまっている。

顕著に出ているのは、昨シーズンプレミアを制したリバプールだろう。

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アンフィールドの熱気を失ったリバプールからは、2シーズン前のCLを制した頃のギラギラした様子が落ち着いてしまった。

お金がない

どのクラブも当然のように収益が激減し、移籍市場もかつてない程地味になっている。

バルセロナレアルなどのメガクラブでさえ大金を市場に投じることは出来ず、どのクラブも移籍金0で獲得できる選手かレンタル移籍が中心だ。

その結果、2019-20シーズンからの陣容が目に見えて変わっているのはチェルシーぐらいで、あとは既存戦力の維持ばかり。

日本のクラブも例に漏れずに経営が厳しくなっており、クラウドファンディングで募金を募るクラブも出ている。

参考:【現在実施中】プロスポーツチームによるクラウドファンディング一覧

ベガルタ仙台も後追いで開始していたが、こちらは中断に。

道渕暴行事件で募金中断!ベガルタ仙台「債務超過回避策を自ら白紙へ」

サッカーが面白いかどうか以前にチーム存続の危機が訪れるのは、今後も出てくるだろう。

面白さを求めてしまうのは酷なのだろうか……。

 

そもそも面白いサッカーって?

散々文句を並べてきたが、サッカーそのものを嫌いになった訳ではない。

何十年もサッカーを見ていて心が躍る条件を自身で知っている。

  1. 成長している
  2. 前年大きなタイトルを獲得してない
  3. 面白い若手がいる
  4. ゲーム内容に改善の余地がある

こんなところ。

4つ挙げた条件を考えると、一強になっているチームには全く興味が沸かない。

ドイツのバイエルン、イタリアのユベントス、フランスのパリ・サンジェルマンなどが相当する。

どのチームも優勝に相応しい選手、監督、戦い、チーム運営をしているので文句はないが、ロマンがない

ここ数年、私が追っていたのはリバプールだった。

サポーターの熱狂度、攻守の切り替えというより攻守一体のゲーム、アディショナルタイムでのドラマチックなゴールなど、ファンにならない理由はない。

昨シーズンのリーグ戦は全試合見るほど夢中になっていた。

ハイライト動画あり【2019-20シーズン】リバプールの試合予定(スケジュール)| プレミアリーグ&チャンピオンズリーグの試合結果まとめ【Liverpool】

前年2018-2019シーズンのチャンピオンズリーグでは、バルセロナに大逆転勝ちしたことは記憶に新しい。

MEMO
1stレグはバルセロナがホームで3−0で勝利、2ndレグはリバプールが4−0で勝利して大逆転

リバプールのような一試合だけでなく、徐々に強くなっていくチームを見ているのが好きなのだ。

2000年前後に低迷していたバルセロナに光をもたらしたロナウジーニョや、2015-16シーズンにプレミアリーグを優勝したレスターなども、それに該当する。

1人の選手、1つの試合で大きく変わり、その後の黄金期へ繋がっていく。

黄金期に繋がらなくても、見る者を魅了するチームを好む。

リバプールはチャンピオンズリーグ、プレミアリーグと2年連続でビッグタイトルを獲得したが、コロナ明けからどうもいまいちだ。

バルセロナとレアルに関しては長年在籍しているメンバーで戦い続けていて、バイエルンやマンチェスター・シティなどに比べると、やや見劣りしてしまう。

それに加えてコロナ後の静かな環境。

もはや、サッカー界に熱を持つことは難しいのだろうか?そんな時に意外なチームが浮上した。

それがACミランである。

ACミランに復活の兆し

先日行われたセリエAのミラノダービー。

ミランが前半早々にイブラヒモビッチの2ゴールを奪ってリードするも、インテルもルカクのゴールで追い上げると、後半は攻めるインテルと守るミランの構図で試合が進むも、最後までミランがリードを保って開幕4連勝を飾った。

MILAN, ITALY – OCTOBER 17: (BILD ZEITUNG OUT) . The players of AC Milan celebrate after winning after the Serie A match between FC Internazionale and AC Milan at Stadio Giuseppe Meazza on October 17, 2020 in Milan, Italy. (Photo by Sportinfoto/DeFodi Images via Getty Images)

と、冷静に書いているが、試合中はかなりハラハラ見ていた。

こんな気持ちでサッカーを見るのはいつぶりだろうか。

何を隠そう私はミラニスタ

完全なミラニスタ

リバプールの応援歴は恥ずかしながら短く、まだ3年ほどだが、ミランに関しては自身が中学1年生の頃から情報を追っていたので、にわかファン歴含めれば25年以上だ。

シェフチェンコ、インザーギ、トマソン、リバウド、ルイ・コスタ、カカ、セードルフ、ピルロ、ガットゥーゾ、アンブロジーニ、ネスタ、マルディーニ、ジーダ、カフー、カラーゼ、セルシーニョ、スタム、コスタクルタ、アッビアーティ、ボバン、アルベルティーニ。

思い出しただけで懐かしメンバーを応援していた頃は、生活の中心がミランだったのだ。

サッカー雑誌を読み漁り、ウイイレでミランのみを使い、当時使っていたガラケーの待受はミラン。

当時(今もだけど)、全くモテずに女っ気のない生活を送っていた私の数少ない楽しみであったのだ。

極度の低迷で追わなくなった

2010年代の中頃からチャンピオンズリーグも出場できない程低迷し、監督も選手もコロコロ変わり、かつての威厳あるミランの姿ではなくなってしまった。

2019年最後にアトランタに5−0で負けた姿は、間違いなく弱小チームの姿であった。

王の帰還

流れが変わったのは、今年2020年の1月にイブラヒモビッチが復帰してから。

シーズン前半が酷すぎてチャンピオンズリーグ出場権には届かなったものの、EL出場権は獲得出来るまでに勝点を積み重ねてくれた。

その立役者は間違いなくズラタン・イブラヒモビッチだろう。

普通に凄いの一言だ。

見た目こそ変わってないように見えるけど、イブラヒモビッチって私と同い年のおっさん

ミラノダービーでも試合終盤は完全にスタミナ切れしていたし、体力面では90分フルは無理だろう。

それでも、勝負を決める一撃やピッチにいるだけで相手に与える恐怖心など、存在そのものが脅威になっている。

将来を見据えれば大ベテランではなく、若手や中堅で構成したいところだろうが、今のミランにそんな余裕はないだろう。

何より欲しているのは成績。

優勝は無理だとして、来季のチャンピオンズリーグ出場権は是が非でも獲得したいところ。

私も王(イブラヒモビッチ)が帰還してから、以前より期待して見ているし、リバプール以上にのめり込んでいることを感じる。

イブラヒモビッチ以外の注目選手は?

勿論イブラヒモビッチ1人で勝てるほどサッカーは甘くない。

今のミランがポジティブに感じるのは、もう1人ピッチでケタ違いの存在感を見せている選手がいるからだ。

その選手は、コートジボワール代表のフランク・ケシエ

強烈なフィジカルと豊富なスタミナを活かし、相手の攻撃を防ぐだけではなく、自らボールを前に運ぶ推進力を持った選手だ。

今のミランはイブラヒモビッチを前線に残した王様スタイルの構成だが、鍵を握っているのはケシエの存在が一番だろう。

まだ23歳と見た目よりも若い選手で、ケシエがフル稼働すれば今季は期待できると考えている。

期待の若手もいる

もう2人注目選手がいる。

それは、MFのサンドロ・トナーリとFWのイェンス・ペッター・ハウジ

2人共レギュラーではないが、今後のミランを支えるポテンシャルを十分に備えている。

トナーリに関しては雰囲気同様に現ユベントス監督のアンドレア・ピルロのような活躍を期待したいし、ハウジに関してはシェフチェンコのような活躍を期待したい。

アピールするチャンスは限られているが、本物であれば限られたチャンスをモノにしてのし上がってくるはず。

ハウジはELでもゴールを決めていて、今後さらなる活躍を期待したいところ。

 

ミランのまとめ

今シーズンのミランはここ数年になく期待できる。それは間違いない。

ただ、優勝できるのか?と言われれば可能性は限りなく低いと予想する。

王者ユベントスより完成度で見劣りし、同じ街のインテルに比べると戦力面で見劣りしてしまう。

公平な目で見れば、アタランタ、ラツィオ、ローマ、ナポリとチャンピオンズリーグ出場権を争うのが妥当だ。

ピッチで展開するサッカーも決して魅力的ではなく、とりあえずイブラヒモビッチに預けておけ的なサッカーだ。

ただ、その分可能性は感じていて、伸びしろが魅力的なのも確か。

この調子で勝点を積み重ねてサプライズを起こして欲しい。

コロナの影響で観戦欲が薄れてきたサッカー熱を戻してくれたミランを心から応援する。

それではまた!